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「iPadがあれば、ノートもPCも全部これ1台にまとめられるのではないか」
かつてそう信じて、何台ものiPadを乗り換えてきた時期がありました。しかし現在の私の手元にあるのは、支給されたノートPCと、A4のルーズリーフ、そしてiPhone 16 Pro Maxです。
あれほど熱狂していたiPadを手放し、一度は「デジタル(PC)とアナログ(紙)」のシンプルな分業に戻った私が、なぜ今、次のデバイスとして「折りたたみiPhone」を強く待ち望んでいるのか。その試行錯誤の軌跡と、ツールの選び方についてお話しします。
始まりは「月1冊消費するA4手書きノート」のデジタル化だった
私がiPadを手にしたのは2018年。当時発売されていたiPad(第6世代)でした。
選んだ理由は極めて明快でした。当時のWindows PCやMacBookと比べて価格が手頃で、何よりディスプレイが圧倒的に綺麗だったこと。そしてApple Pencilに対応していたことです。
当時の私は、日々の思考や記録をすべてA4のノートに手書きしており、約1ヶ月で1冊を使い切るほどのペースでノートを消費していました。「この膨大な手書きの記録をすべてデジタルに集約したい」という思いから、iPadとGoodNotes 4を導入。紙の制約から解放され、いくらでも書ける快適さに強く感動したのを覚えています。
環境の変化と、iPadが抱えた「重さと電源」の壁
しかし、その快適な運用に少しずつズレが生じ始めました。きっかけはコロナ禍と役職の変化です。
1人1台のノートPCが支給され、常にPCを持ち歩き、必要なときにいつでも開ける環境になりました。さらに業務で扱う情報量が爆発的に増えたことで、ひとつの現実に直面します。
「圧倒的な情報量を高速で処理するなら、手書きよりもキーボード入力のほうが速い」
この変化により、iPadの立ち位置が揺らぎ始めました。PCに加えてiPadを持ち歩くとなると、日々の荷物として「重さ」と「電源(充電管理)」が確実に負担になっていきます。
なんとか共存させようと、私はサイズを変えて試行錯誤を繰り返しました。
- 携帯性を求めて「iPad mini 5」へ
- 大画面での作業性を求めて「iPad Pro 12.9インチ」へ
- PCとのバランスを再考して「iPad mini 6」へ
しかし、どれだけサイズを変えても「PCがあるなら、そちらで作業したほうが早い」という根本の壁を崩すことはできませんでした。
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一周回って辿り着いた「PC+アナログ紙」と、残された課題
紆余曲折の末に辿り着いた結論は、驚くほどシンプルでした。
- 高速な情報処理・テキスト作成 = ノートPC
- 自由な発想・思考の整理 = A4ルーズリーフや小型ノート
「手で書いて思考を整理するなら、電源もいらず直感的に書けるアナログの紙で十分ではないか」と原点回帰したのです。
これで運用は完成したかのように思えました。しかし、紙の運用にはどうしても避けられない弱点が存在します。
「書いた情報が散逸し、後からどこに行ったかわからなくなる」
さっと書けるA4ルーズリーフも、持ち歩き用の小さなノートも、書いたその瞬間は快適です。しかし、過去のメモを瞬時に検索して再利用することはできません。「手書きの思考をそのまま確実にストックしておきたい」というジレンマだけが、手元に残りました。
だからこそ、私は「小さくて大きいiPhone」を待っている
この課題を解決できる唯一の可能性として、私が今期待しているのが「折りたたみのiPhone」です。
現在使っているiPhone 16 Pro Maxは、大画面でコンテンツが見やすく非常に満足しています。しかし、これがもし「普段はポケットに収まるサイズで、開けば大画面になる」端末だとしたらどうでしょうか。
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常に身につけているスマートフォンが、そのまま紙のノートの代わりになり、手書きの思考を逃さずストックしてくれる。PCを持ち歩くまでもない隙間時間や移動中でも、大画面で情報を俯瞰し、ペンでアイデアを書き留められる。
「小さく持ち歩き、大きく使える」
iPadを何台も使い倒し、一度は紙に戻ったからこそ、単なるタブレットの代用ではない「思考の母艦としての折りたたみiPhone」を求めているのだと実感しています。
ガジェット選びで妥協してはいけない「日々のリアル」
振り返ると、私はiPadのサイズ選びや運用の過程でたくさんの試行錯誤をしてきました。その経験から強く感じている教訓があります。
- 「それを使っていて楽しいか」という高揚感を大事にする。そのツールを手に取ったとき、自分が何を生み出せるか、前向きな想像ができるかどうかは想像以上に重要です。
- 「少しの重さ・サイズは我慢できる」という妥協を疑う。店頭で数分持ってみた感覚と、毎日の荷物として持ち運ぶリアルな重量・充電の手間には大きなギャップがあります。「日々の荷物が増えること」を自分の生活が本当に許容できるのか、冷静に見極める必要があります。
使ってみないとわからないことはたくさんあります。だからこそ、自分の生活スタイルや情報量の変化に合わせて、道具の役割を定期的に見直すことが大切です。
「PC+紙」という今の身軽さを維持しながら、いつか登場するであろう「小さくて大きい折りたたみiPhone」が私の思考ツールをどうアップデートしてくれるのか。その日を楽しみに待ちたいと思います。


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