集中できない原因は、雑音ではなく「潜るテーマがないこと」かもしれない

行動観察・思考法

子どもの見ている映像の音や、周りの生活音があると、考え事に集中できない。ずっとそう思っていました。

先日、昼寝の時間帯で家の中が静かだったとき、キーボードの音がやけに気になって、逆に集中が切れました。これで気づきました。静かにすれば集中できる、という単純な話ではないらしいです。

同じくらい騒がしい環境でも、あるテーマについて考え始めた瞬間から、急に周りの音が気にならなくなることがあります。逆に、考えるテーマが定まっていないときは、静かな部屋にいても意識が音の方に流れていく。

つまり集中を左右しているのは、環境の静かさよりも、「今から潜る場所が決まっているかどうか」の方でした。テーマが決まっていれば、多少の雑音があっても勝手にその中に入っていける。決まっていなければ、無音の部屋でも入り口が見つからず、意識が周りに漏れ出していきます。

これを、自分の中では「Dive」と呼ぶことにしました。集中(Focus)というと、余計なものを排除するイメージが強い。でも実際にやっているのは排除ではなく、自分の中に潜っていく入り口を見つける作業でした。

だとすると、集中力を高める方法として「環境を整える」ことばかり考えるのは、半分しか合っていないのかもしれません。もう半分は、潜る先のテーマを先に決めておくこと。入り口さえ用意できていれば、雑音があっても潜水は始められます。

自分専用の「潜るスイッチ」をどう作るか。まだ試行錯誤の途中です。今のところ一番効くのは、考える前に「今日はこれについて考える」と一行だけ書き出しておくことでした。

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