子どもの「敏感期」は、年齢だけでは説明できない気がする

行動観察・思考法

プログラミングを学ぶための子ども向けSwitchソフトを、ある子がずっと夢中でやっている姿を見ました。他のことには全然集中が続かないのに、これだけは違う。

保育の現場では「敏感期」という言葉がよく使われます。ある時期の子どもが、特定のことに強く反応し、驚くほどの吸収力を見せる時期のこと。多くの場合、年齢や発達段階と結びつけて語られます。

ただ、目の前で夢中になっている子を見ていると、年齢だけの話には思えませんでした。同じ年齢の子でも、夢中になる対象は全然違う。だとすると、敏感期を作っているのは発達段階そのものよりも、その子固有の興味関心の方が大きいのではないか。

これは大人にも当てはまる気がしています。何かに急に夢中になる瞬間は、大人になっても普通にある。敏感期はいくつになってもあるのかもしれない。そう考えると、子どもだけの特別な現象ではなく、興味と学習吸収力の関係という、もっと一般的な話に見えてきます。

だとすると、大人がやるべきことは、「何を教えるか」を先に決めることではありません。「今この子が何に反応しているか」をよく観察することの方が優先されます。

教えたいことを押し付けても、その子の中に敏感期が来ていなければ、ほとんど吸収されません。逆に、興味が向いている瞬間なら、教えようとしなくても勝手に吸収していく。

学びどきを逃さない環境づくり、とよく言います。実際にやるべきことはもっとシンプルで、「今どこを見ているか」を見逃さないことだけなのかもしれません。

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